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雪かきを行うときに砂利や土を掘り起こさない方法を紹介


毎年それほど雪が降らない地域でも気候の変化で突然大雪になることが近年多くなっています。2017年東京都内の大雪は記憶に新しいですね。このとき東京に家を持っている方は雪かきに苦労したことでしょう。


北海道や新潟、山形など豪雪地帯の人からすれば何てことない積雪量でも積雪に慣れていない地域の人にとっては雪かきは何をどうすればいいのか分かりませんし大変な作業です。


ここでは雪があまり降らない都会の家の雪かきのコツと雪かきに使う道具は何がいいのかを紹介したいと思います。




    そもそも家が雪かきをするように設計されていない


    例年それほど雪が降らない地域に住んでいる方の家は庭や駐車場の構造や強度が豪雪地帯のそれとは大きく異なります。雪があまり降らない地域の人は雪かきの経験がほとんどないため、雪が積もったらどうなるかを考えずにデザインやおしゃれ重視で家を建てています。


    東京と新潟の戸建ての積雪強度の違い


    例えば玄関や駐車場に砂利石が敷かれていたり、庭には花壇や芝生があったりとオシャレな造りになっている家が多いです。それに比べて豪雪地帯の家は雪かきをすることを前提に家がデザインされているため、雪かきがしやすいような造りになっています。しかも雪かき道具は狭い場所を雪かきするように設計されていません。


    ですのであまり雪が降らない地域に住んでいる方の家の場合は雪かき専用道具を使うのではなくスコップなどホームセンターなどで買える簡単なガーデニング用品を使った方がいいです。


    東京は狭くて雪をよける場所がない


    もう一つガーデニング用品を使った方がいい理由は、小回りが利いて手元で作業するようにできているので腰を痛めたりする危険性が少ないからです。広い範囲を雪かきする必要が無いので小回りが利く方が使いやすいということです。


    雪があまり降らない都会の雪かきのコツ


    雪があまり降らない都会の家の雪かきのコツは「雪が溶けるのを待つ」です。連日大雪が降ることがほとんどないため数メートルも雪が積もることはありません。雪が積もってもせいぜい30p〜50pです。


    雪は気温で溶けるのではなく日光で溶けます。晴れの日が続けば自然と雪は溶けますので、10pくらいの積雪なら晴れの日が1〜2日続けば完全に溶けてなくなります。


    頑張って慣れない雪かきをすると腰を痛める危険性もありますし、玄関や駐車場に敷かれている砂利や庭の芝生などを雪と一緒に掘り起こしてしまいます。雪と一緒に掘り起こされた砂利や芝生、土は雪が溶けてもそのまま残り、見た目も悪いですし、また元に戻さないといけないので2度手間です。


    雪かき専門道具を使うと敷石や砂利も一緒に掘り起こしてしまう


    雪かきで砂利や土を掘り起こさない方法は、スコップで積もっている雪の上澄みを軽く取り除くことです。大体5p〜10pくらい残せばいいでしょう。これなら数日で溶けますし、重労働でもありません。完全に雪を取り除くのではなく、生活する上で支障が出ない程度に雪かきすることが都会での雪かきのコツです。


    角スコップで上部の雪だけを除雪する



    例えば駐車場から車を出すときに、駐車場の前に雪が50pも積もっていれば車高より高いので車が出せません。しかし車高より低い20p程度まで雪かきすれば車は出せます。駐車場の前の雪を全部取り除くのではなく、車が出られるだけの幅と高さだけ雪かきすればOKです。


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