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ホンダhss655c雪丸の大きさや除雪量を図解で解説!操作方法動画や点検方法も


取り扱いマニュアルに書かれている内容がよくわからない!読むのが面倒!


という方にhss655c雪丸が最も活躍する除雪場所は?どれだけの雪を除雪できるの?など初心者にはわからないことだらけです。このページではマニュアルに書かれていることをもっと分かりやすく解説いたします。




    ホンダhss655c雪丸のカンタン図解説明


    マニュアルには全長1.4m、高さ1m、幅56.5cm、重量75kgって書いてあるけど、実際の大きさってどのくらいなの?


    数字で書かれても大きさって想像しにくいですよね。写真から大体想像できるけど75kgもあってキャタピラがついたエンジン式除雪機って聞くとものすごく大きな機械をイメージしちゃいます。


    hss655c雪丸を買ったはいいけど、置き場所も心配だし、操作性も小回りが利くのかどうかも分からないと不安になります。ということで大まかな比較図を作ってみました。


    長さは大体、大人用自転車の24〜26インチサイズよりも少し小さいくらいで、高さはちょっと低いくらいです。幅は自転車1.5台分くらいです。これはあくまで収納スペースに必要な大きさ比較図です。点検作業などをする場合は駐車場など広い場所で行ってください。



    hss655c雪丸の大きさ比較図




    「1時間の最大除雪量35t」って書いていますが、どのくらいの量の雪を除雪できるの?


    1時間の作業で35t除雪できると言われても、どのくらいの雪を除雪できるのかイメージ出来ませんよね。「トラック何台分」とか身近な比較対象があれば何となく想像が出来ますし、具体的に想像できなくても「たくさん除雪できる」という事はわかります。


    ということで、35tってどのくらいの量なのか25mプールと3tトラックを使って図解したいと思います。ざっくりと1時間の作業でこのくらいの量の雪を除雪できるんだと感じてもらえると思います。



    1時間あたりの除雪量35tのイメージ図



    左の図は深さ1m、幅14mの25mプールに入る水量を基準に除雪量を表しています。右の図は単純に35tを3で割って3tトラック何台分という計算で表しています。1時間の除雪作業で最大3tトラック約12台分の雪を除雪できるなんてスゴイ除雪能力です。



    最大投雪飛距離14mのイメージ図



    ホンダHSS655c雪丸はブロアから雪を噴射して除雪するタイプです。最大投雪距離が14mですので、図解上、40坪一軒家の端から端まで雪を飛ばせることになります。除雪作業の際には周りを注意してください。近くに小さな子供やお年寄りが居ないかなど必ず周囲を確認してください。


    40坪くらいの一軒家の広さを除雪するなら30分程度の除雪作業で十分です!







    基本情報

    ホンダhss655c取扱説明書から抜粋 以下の情報は重要な部分だけを抜粋しています。

    • 除雪幅:55cm
    • 除雪高:42cm
    • 最大投雪距離:14m
    • 投雪口回転角度:195°
    • 投雪口上下角度:74°
    • 駆動方式:エンジン式
    • 走行:自走式
    • 出力:4.9馬力
    • 始動方法:リコイルスターター(手動)およびセルフスターター(電動)併用
    • オイル容量:0.58L(SAE 5W-30)
    • 燃料タンク容量:3.1L
    • 使用燃料:自動車用無鉛ガソリン
    • 点火プラグ:BPR5ES(NGK)W16EPR-U(DENSO)
    • 全長:1.4m
    • 全幅:56.5cm
    • 全高:1m
    • 機体重量:75kg

    ホンダ小型除雪機HSS655c(J1・JE1)雪丸の操作方法動画

    プラウホンダウォークさんのyoutube動画から引用


    エンジン始動前の点検

    1. エンジンの周りや除雪機の下側にガソリン漏れ、オイル漏れがないか
    2. 燃料計で燃料の量を確認する。少ない場合は補給してください
    3. エンジンオイルの点検はオイルゲージの上限までオイルがあるか(少ない場合は補給してください)
    4. エンジンオイルの汚れがひどい場合は交換してください
    5. オーガ、ブロアロックボルトのゆるみ、折れがないか確認する(ロックボルトは、石の噛み込みなど異常な負荷が掛かった時に、本体の損傷を防ぐために折れる仕組みになっています)
    6. もしオーガー、ブロアロックボルトが折れている場合はボルトを交換してください
    7. 走行クラッチレバー、除雪クラッチレバーが正常に作動し、機能することを確認してください。異常がある場合は販売店に連絡してください
    8. 除雪部(オーガ、ブロア)および投雪口に障害物がないか確認してください
    9. ソリ、スクレーパーの点検
    10. 各ケーブルやボルトが緩んでないか(ゆるみやガタがないか)
    11. 各スイッチ、レバー等が正常に動作するか

    作業前・除雪時期初め、終わりの点検

    点検項目 作業前点検 除雪時期初め 除雪時期終わり
    エンジンオイル 点検・補給 交換 -
    バッテリー 点検 補充電 補充電
    点火プラグ - 点検・調整 交換(250時間運転毎)
    ソリ・スクレーパー 点検・調整 点検・調整 -
    クローラー - 点検・調整 -
    オーガ、ブロアロックボルト 点検 - -
    各部締め付け点検 点検 - -
    燃料ろ過カップ - - 清掃
    燃料タンク、キャブレターの燃料 - - 燃料を抜く
    格納時各部防錆、給油 - - 給油
    オーガクラッチケーブル - 点検・調整 -
    走行クラッチケーブル - 点検・調整 -
    スロットルケーブル - 点検・調整 -
    アイドル回転 - 点検・調整 -
    吸入、排気弁すき間 - 点検・調整 -
    燃料室 清掃(250時間運転毎)
    燃料タンク、ろ過網 清掃(4年毎)
    燃料チューブ 点検(2年毎)、交換(4年毎)

    除雪時期が終わり、30日以上使用しない場合は必ず燃料タンク、キャブレターからガソリンを抜いてください。ガソリンを抜かず放置していると、燃料が劣化します。その劣化したガソリンがエンジン始動の時に燃料タンクからガスパイプを通ってキャブレターに入り、エンジン内に噴射されるとエンジンが掛からないことがあります。エンジンの寿命を短くする原因にもなります。また、燃料ろ過カップの清掃も行ってください。

    長期使用しない場合はバッテリーのマイナス端子を外しておいてください。バッテリーは自然放電しますので6ヵ月に1度の充電および除雪時期の初めと終わりにバッテリーを外して充電を行ってください。